心ふんわりカウンセリング

強迫性障害について

 

私は30年以上もの間 強迫性障害でした

とても辛く 苦しく 悲しい年月でした

「でした」と一応過去形で書いていますが 今 完治したと言えるかどうかは分りません

なぜなら もともと気質がそれに近かったのだろうから 今でも心配する癖はあるようです

長い間の習慣からか 強迫観念がおこりそうなことは避けようとしてしまう癖も正直に言ってあります

でも 苦手なことはあったとしても 家族を頼ることはあったとしても 生活に支障がない今は 私としては治ったと言ってもいいだろうな~と思うのです

 

今 強迫性障害で悩んでいる方は何を一番に望んでいるでしょうか?

やはり「治ること」ですよね!

とても苦しいのに さらに家族の理解がなくて 批判的なことを言われたりしたら 最悪の気分になりますよね

私もそうだったので よーく分ります!

 

きっと 皆さんそれぞれが治りたくて 通院したり 薬を飲み続けたり 治す方法を調べてみたりしていると思います

日々の生活も大変で・・・いろいろな工夫をしながら頑張って頑張って 疲れ果てている人も多いでしょう

 

私も一通りいろいろ頑張りました

スピリチュアルを学んだりもしました

認知行動療法を体験し やり方も学びました

 

強迫性障害の認知行動療法とは・・・

結論から言えば・・・行動療法も森田療法と同じで

〈強迫観念はあったとしても やることをやる〉ことでした

強迫観念はとても不快で不安でつらいけれど 強迫行為をせず あえて振り払おうともせず ただただ普通に行動するなかで 時間の経過とともに不安が軽くなることを体感することでした

 

だけど・・・そんなこと分っているのですよね!

ネットで検索したら いろいろ詳しく知ることができますものね!

頭で理解していても 普通に行動できないほどの不安なんですよね!

それも よーく分ります

でもね できることから少しずつやってみるだけでもいいのです

時間の経過とともに「なんか どーでもよくなってきた?もういいか~」と思えることが増えていきます

コツは 楽しいもの(夢中になれること)に行動を移すことです

私の場合は 興味のある本を用意しておいたり 観たい番組を録画しておいたりしました

 

認知行動療法では あえて強い強迫観念が出ることをやって その後も あえて強い不快感の中に身をおくことをやったりしますが 想像しただけて尻込みしてしまう人って多いでしょうね

挑戦しようとして挫折して よりいっそう劣等感に苛まれるようなことにだけはなって欲しくないです

 

森田療法では 過去(幼少期)の頃に何かがあったとしても 過去に原因を探すことに囚われず ただ〈観念があっても やることをやる〉が大事だと教えています

たしかに神経症の治療には大事なことですが 私のカウンセリングでは〈考え方の偏りを戻す〉ことに重きを置いています

考え方の偏りって 幼い頃に言われたことやされたことが原因になっていることが多いのです

何かがきっかけとなって 自分は価値がなく 愛されない人間だと思い込んでしまった

そんな感情を握り締め さらに大きく育てたりしながら大人になるから いつも不安だったり 怒りがあったり 人を許せなかったり 自分でブレーキをかけたり 頑張りすぎたりするのです

 

そんな根っこをみつけ 癒すお手伝いをします

人は誰でも そのままで価値があり 愛されているのです

どんな過去があったとしても 価値があり 愛される存在にかわりはないのです

 

強迫性障害を発症する原因は明確ではありません

持って生まれた気質(遺伝的)+成育環境 だとも言われます

アダルトチルドレンは心の病を発症しやすいとも言われます

強迫性障害は不安障害です

心の根っこにあるものを見つけ癒すこと・・・

心の〈あり方〉を変えることが 不安の少ない心に変わることだと思います

そのためのお手伝いをさせてくださいね

 

お申込み・お問合せ

心理カウンセラー 木島 由見子

TEL :0268-75-7677

住所:長野県上田市大屋214-1

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